私が筋トレを始めた頃。
昼食は筋肉のために栄養バランスを考えたかったので鶏胸肉の料理を作ってみたりして自作のお弁当を食べていたがありました。
栄養素重視なので、鶏むね肉やブロッコリーが中心の弁当です。
彩りを考慮する余裕もなかったので、傍から見ると、さぞ味気ない弁当に見えたことでしょう。笑
(自分好みの味付けをしていたので味は悪くなかったんですが。。。)
そんな様子を見かねてか、役員のオジさんが僕に近くのラーメン屋を勧めてきました。
「あそこのラーメン屋、野菜がたっぷり乗っててヘルシーだからいいよ!君ももう少し健康的な食事をしなさい。」
。
。
。
もう、空いた口が塞がらないとはこのことです。
野菜を食べれば健康的だというイメージがありますが、実は野菜ってほとんど水と食物繊維。
ブロッコリーや人参といった緑黄色野菜ならまだしも、ラーメンに乗っているようなキャベツとかもやしに関してはほとんど栄養素はありません。
食事の栄養素は、たんぱく質・脂質・炭水化物のマクロ栄養素が基本です。これが大大大前提。
野菜から取れるビタミンやミネラルはあくまでプラスアルファでしかありません。
なので、いくら野菜がたくさん入っていようが、背脂がドバドバ入ったラーメンを食べている時点でマイナス2万点ぐらい身体に悪い食事なわけです。
そんな食事を続けようものなら、筋肉がつかないばかりか脂肪はどんどん増え、醜い体型になることは明らかです。
そんなことも知らず、そして自分のメタボ体型を棚に上げて、人にラーメン中心の食生活を勧めてくるなどもはや滑稽。
食事や栄養学に関してはイメージだけが先行して間違った知識が常識のように扱われていることが多々あります。
周りのオジさん達を見て下さい。
おそらく、メタボ体系かお腹だけぽっこり出たタヌキのような体系がほとんどではないでしょうか。
日本人は栄養学のリテラシーが低いせいか、ボディメイク的に間違った食習慣を持つ人がほとんどです。
体型は日頃の食生活の積み重ねの結果です。
つまり周りのオジさん達と同じような食生活をすると同じようなオジさん体型になってしまうわけですね。
あぁ恐ろしい。
「いやいや、俺は痩せているから大丈夫。」
と思うかも知れませんが、そう言ってられるのも若いうちだけかも知れません。
どれだけ痩せ型の男性でも、歳を取るにつれてお腹だけ出てくる可能性があります。
その証拠に、ぽっこり出たお腹を抱えながら「昔は何やっても太らなかった」と言っているオジさんを見たことがあると思います。
25歳を超えると年々筋肉が落ちて代謝が下がるので、食生活が変わらないと徐々に脂肪が蓄積される傾向にあります。
ということで、食事については周りのオジさん達を反面教師にしましょうという話でした。
ではまた!
追伸
なぜお腹には脂肪がつきやすいのか。
それは、お腹に周りにつけるのが一番楽だからです。もし手首とか足首といった身体の先端に脂肪がぶら下がっていたら重くて不便ですよね?
身体の重心に近く、重りがついても不自由さを感じにくいからお腹周りに脂肪がつきやすくなっています。
あとは同じ理由で顔周りや二の腕にもぶら下げるように脂肪がつきやすいですね。
こうして身体の仕組みを調べてみると、けっこう理にかなっていたりして、面白いもんです。
筋トレするときも、筋肉の仕組みが頭に入っているとトレーニングの質がぐんと上がります。
筋肉の仕組みを勉強してみたい人はまずはこの本が分かりやすくてお勧めです。

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