筋トレをしていない人がよく「あんなにムキムキになりたくない」と言いますが、そのムキムキがボディビルダー達です。
 

こういった体型の人たち。
 
 
ちなみに、筋トレを始める前から「極端なムキムキにはなりたくない」という心配は全く無意味です。
 
どのぐらい無意味な心配かと言うと、合コンに行ったことない人が「もし合コンに行って女の子全員に告白されたら一緒に行った男友達に申し訳ないし、色々と人間関係のトラブルになりそう。。。やっぱり行くの辞めとこかな。」と心配するぐらい無意味です。
 
ボディビルダーのレベルまで筋肉をデカくするためには先天的な才能があり、そのうえで生活の全てを筋トレに捧げなければなれません。サラリーマンをしながら「ちょっと筋トレ始めるか♪」ぐらいのスタンスではまず無理です。
 
 

『果てなき渇望』とは

 
この本では、筆者が様々なボディビルダー達にインタビューし、彼らがなぜボディビルに惹かれるのかが書かれてます。ボディビルダーの世界がどんなものか知りたかったので読んでみました。
 
本に登場するボディビルダー達は、とにかく筋肥大を追求し命を削るステロイドのリスクも厭わないような人たちでした。
 
ボディビルダーの世界で頂点を目指すならどのくらい覚悟が必要なのかが分かります。特に印象的だったのがこの一文。
 
運動生理学は適度な運動と適度な休息を奨めている。だが適度なトレーニングでは適度な筋肉しかできない。  「黄色の信号でクルマを止めていてはダメ。赤でも突っ込んで行くくらいでなくっちゃ。ボディビルは肉体スポーツでなく、メンタルスポーツだと思う。このくらいでいいやと考えた瞬間に、もうその人はチャンピオンになる資格を失っているんです」
引用元:『果てなき渇望』
 
我々のように、ただカッコいい身体をつくりたいとという目的で筋トレをしているのとは、覚悟の次元が違うみたいです。
 
一般人がああはなりたくないというボディビルダーの身体は桁違いの努力と犠牲のうえに成り立つもの。私も彼らのレベルまで筋肥大をさせたいわけではないですが、同じ筋トレをする人間として純粋にリスペクトします。
 
ただ、私がやっているのはカッコいい身体を作るための筋トレであって、そこまでの覚悟や犠牲は必要ありません。
 
筋量が増えるとある程度までは女性から見た魅力が上がりますが、常識の範囲を越えて筋肉がつきすぎると逆に魅力が下がるいう研究結果もあります。
 
なので、あくまで私達が目指すのは「一般人から見てカッコいいと思われる体型」を目指していくことが重要かなと。
 
大会に出なければ誰か評価を受ける必要もないですし、自分がカッコいいと思える体型を作っていけば良いだけです。
 
それに、全く筋トレをしていなかった人がガッチリした体型になりたいぐらいであればそこまで覚悟や努力は必要ありませんのでご安心を。
 

最後に

入念なインタビューに基づいて書かれた本なので、ボディビルダー達のリアルな世界を覗き見することができます。読んだ後では筋トレに対する考え方が代わります。

 
筋トレをする人であれば読んで損はないかと。台風で家にいる間に読んでみてはいかがでしょうか。
 


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